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1.プロジェクトを作る - Cubase

Starting and closing Cubase 14, creating and saving a new project, and opening an already created project

[所要時間の目安:30分]
〔初回掲載(暫定公開): 2024.12.1、最終更新: 2024.12.1

ここではCubaseの起動と終了、プロジェクトの新規作成と保存、作成済みプロジェクトの開き方を示します。


(1) Cubaseを起動する
(2) オーディオドライバーの設定
(3) プロジェクトの新規作成
(4) プロジェクトを保存し、Cubaseを終了させる
(5) Cubaseを起動してプロジェクトを読み直し、基本的な設定を行う

Cubase 13 から変更されていない画面については「Cubase 13 操作ガイド」の画像を流用しています。


(1) Cubaseを起動する

インストールが完了していればデスクトップにCubase13の起動アイコンがあるはずです。
これをダブルクリックしてCubaseを起動します。

Cubaseを起動する


(2) オーディオドライバーの設定

初めての起動では少し時間がかかるかもしれませんが、下の画像が表示されるまで待ちます。
この画面は初めてCubaseを起動する場合にだけ出ます。オーディオインタフェースのセットアップ過程ですでに一度Cubaseを起動している場合はこのダイアログは出ません。

  • 画像では "Forcusrite ~"を指定していますが【①】、これは使用するオーディオインタフェースによって違います
  • 使用するオーディオインタフェースにあったオーディオドライバーを選び、OKを返します【②】
オーディオドライバーの設定


オーディオドライバーを提供するのは誰か?
オーディオドライバーを提供するのはオーディオインタフェースのメーカーです。
Steinberg Built-In ASIO Driverとは?
これはCubaseに付属する汎用ドライバーです。
CubaseはASIO対応のオーディオインタフェースの利用を推奨しています。
Steinberg Built-In ASIO DriverはASIOに対応していないオーディオデバイスを Cubaseに対してあたかもASIO対応であるかのように見せかけるエミュレーターです。
スタインバーグ社はすべてのオーディオデバイスで動作することを保証しているわけではありません。
同種のエミュレーターとしてはASIO4ALLというものがありますが、これはCubaseの付属物ではありません。
Steinberg Built-In ASIO DriverはGeneric Low Latency ASIO Driverの後継ドライバーです



(3) プロジェクトの新規作成

Cubaseが起動すると最初にCubase Hubが開きます。画面の左半分はニュース欄で、日によって変わります。
楽曲=プロジェクトです。曲を作るにはその曲専用のフォルダーを作り、その中に楽曲ファイルを作ることになります。 そのフォルダーが「プロジェクトフォルダー」で、楽曲ファイルが「プロジェクトファイル(拡張子.cpr)」です。

  • 「既定の場所を使用」を選び【①】、そこに作るプロジェクトフォルダー名を入力します【②】
  • 「空白のプロジェクトを作成」をクリック【③】するとプロジェクトが立ち上がります
Cubase Hub


空白のプロジェクト


Cubase Hub
Cubase 13より前のバージョンでは Steinberg Hub と呼ばれていました。

【関連情報】




(4) プロジェクトを保存し、Cubaseを終了させる

プロジェクトを保存します。このプロジェクトにはまだ名前がついていないので名前の入力を要求されます。ここではプロジェクトフォルダと同じ名前を付けることにします。

  • ファイルメニューから「保存」を選びます【①】
  • ここではプロジェクトフォルダーと同じ名前を入力し【②】て「保存」します【③】
プロジェクトのSAVE


プロジェクトを閉じまするとCubase Hubが開きます。Cubaseの終了はこの画面から行います。

  • 画面右上の[X]をクリックします【①】
  • Cubase Hubが開くので「Cubaseを終了」をクリックします【②】
QUIT


(5) Cubaseを起動してプロジェクトを読み直し、基本的な設定を行う

デスクトップのCubase13ダイアログをダブルクリックしてCubaseを起動します。プロジェクトの読み込みはCubase Hubから行います。

  • Cubase Hubが開いたら「最近の作業」を選びます【①】
  • プロジェクトをクリックして選び【②】、「開く」をクリックします【3】
最近の作業プロジェクト


プロジェクトが立ち上がったら、右ソーンの表示をメーターに切り替えます。

  • 右ソーンの表示をメーターに切り替えます【①】
ゾーン調整


このガイドではサンプリング周波数と量子化ビット数をそれぞれ48kHz, 24bitに設定することにします。

  • 録音形式をクリックして「プロジェクト設定」を開きます【①】
  • サンプリング周波数とビット解像度(量子化ビット数、ビット深度)をそれぞれ48kHz, 24bitに設定します【②】
サンプリングファクター


プロジェクトを保存しておきます。保存は [Ctrl]+[S] のショートカットでも可能です。Cubaseは時系列に自動バックアップを取りますが、まめな保存をお勧めします。