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16. オートメーションを書く - Cubase

Writing Automation Data

[所要時間の目安:60分]
〔初回掲載(暫定公開): 2024.12.1、最終更新: 2024.12.1

曲中での音量変化や音像の移動などはミキシング操作のオートメーションでも行うことができます。
ここではオートメーションの最低限の操作をまとめます。


(1) グループチャンネルトラックにボリュームオートメーションを書く
(2) オーディオトラックにボリュームオートメーションを書く
(3) パンニングなどのオートメーションを書く
(4) オートメーションパネル
(5) オートメーションイベントのコピー

Cubase 13 から変更されていない画面については「Cubase 13 操作ガイド」の画像を流用しています。



(1) グループチャンネルトラックにボリュームオートメーションを書く

グループチャンネルトラックやFXチャンネルトラックの場合はフェーダーの軌跡が画面上に表示されているので、すぐにオートメーションを書くことができます。
ここではドラムのグループチャネルトラックの曲の最初の部分の音量を下げるようにしてみます。

  • ドラムのグループチャネルトラックを選択します①
  • [Z]キーを押してトラックの高さが広げます②
  • [Ctrl]+マウスホールで画面の水平方向の拡大率を調整します③
  • [Shift]+マウスホールで画面の左右位置を調整します④
  • ボリュームを下げたいところを範囲選択でドラッグします⑤
  • ハンドルを下にドラッグします⑥
グループチャンネルトラックにボリュームオートメーションを書く


オートメーションイベントは情報ラインを編集することで動かすこともできます。

  • オートメーションイベントを選択し①
  • 情報ラインで位置を編集します②
オートメーションイベントを動かす


【関連情報】

(2) オーディオトラックにボリュームオートメーションを書く

オーディオトラックやインストゥルメントトラックの場合、初期状態ではオートメーショントラックはありません。

  • トラックの[W]をオンにします①
  • プロジェクトを再生します②
  • マウスでボリュームフェーダーを動かすと③、オートメーショントラックが追加され④イベントが書き込まれていきます⑤
  • トラックの[W]をオフにします。すぐにオフにしておかないと、なにかツマミを触った時にオートメーショントラックが書き込まれてしまいます
ボリュームオートメーションを書く


ボリュームカーブを必要な形に編集します。

ボリュームカーブを編集する


(3) パンニングなどのオートメーションを書く

ボリュームと同じやり方でパンニングなどのオートメーションを書き込めます。プラグインのパラメータをオートメーションで操作する場合も同じやり方です。

  • トラックの[W]をオンにします①
  • プロジェクトを再生します②
  • マウスでパンニングのつまみを動かすと③、オートメーショントラックが追加され④イベントが書き込まれていきます⑤
  • トラックの[W]をオフにします
パンオートメーションを書く


必要に応じてオートメーションイベントを編集します。

パンカーブを編集する


(4) オートメーションパネル

Cubaseにはオートメーションパネルというコントロールパネルがあります。

  • プロジェクトメニュー①または[F6]キーでオートメーションパネルを開きます
  • ①をクリックするとすべてのオートメーショントラックを一時的に動作停止できます
  • Hide All②をクリックすると一括でオートメーショントラックが閉じます
  • Show Used③をクリックするとオートメーショントラックを再び表示できます
オートメーションパネル


オートメーショントラックに波形データを重ねて表示できます。

  • オートメーションパネルの設定タブ①を選びます
  • 「トラックデータの表示」②チェックを入れます
  • オートメーショントラックにデータ③が重ねて表示されます
トラックデータの表示


(5) オートメーションイベントのコピー

オートメーションイベントはCubaseの編集の一般的な手順で編集できます。

  • ツールを範囲選択①に持ち替えます
  • オートメーションイベントを範囲選択②で選択状態にします
  • [Alt]キーを押しながらドラッグするとコピーできます③
オートメーションイベントをコピー