〔初回掲載（暫定公開）: 2024.4.30、最終更新: 2024.6.7〕
読み込んだインストや耳コピの元音源（以下『オーディオイベント』）とCubaseのメトロノームクリックが合わないのは何かと不便です。
とはいえ、オーディオイベントに一致するようにテンポトラックを手編集で作るのは結構面倒です。
ここではCubaseの「テンポ検出」を使って、オーディオイベントからテンポトラックを作ります。
6. 読み込んだインストや耳コピの元音源からコードトラックを作る - Cubase
Create a chord track from the imported instrument or ear-copied original sound source
- [所要時間の目安：10分]
- インデックス
- 1. プロジェクトを作る
- 2. 最低限実施しておきたい環境確認
- 3. ちょっと打ち込みしてCubaseの基本的な操作に慣れる
- 4. インストや耳コピの元音源を読み込む
- 5. 読み込んだインストや耳コピの元音源からテンポトラックを作る
- 6. 読み込んだインストや耳コピの元音源からコードトラックを作る
- 7. 耳コピの元音源のオケとボーカルを分離する
- 8. ループ & サンプルを使ってみる
- 9. 本格的に打ち込みする
- 10. ボーカルとギターを録音する
- 11. ボーカルのピッチとタイミングを補正する(VariAudio)
- 12. ギターのタイミングを補正する(Free Warp)
- 13. ボーカルにハーモニーを付ける
- 14. Control Roomを使ってモニターする
- 15. ミックスする
- 16. オートメーションを書く
- 17. 2mixを書き出す
- 18. マスタリングする
- 19. 保管用にプロジェクトフォルダーを整理する
(2) オーディオイベントからコードを検出する
- ツールを選択ツール（矢印）に持ち替えます
- オーディオイベントをコードトラック上にドラッグ＆ドロップします②
- 処理が終わるまで待ちます③
- コードが検出されます④
- このやり方で作られたコードイベントの右上に波形マークが付きます⑤
(3) コードトラックでピアノやストリングスを鳴らしてみる
- ①でコードを鳴らすトラックを指定できます
- 「3.ちょっと打ち込みしてCubaseの基本的な操作に慣れる」を行った場合はピアノとストリングスのインストゥルメントトラックを作成済みのため、これらのトラックでコードを鳴らすことができます。
- コードを送るトラックを選択①
- オーディオトラックをミュート②
- メトロノームクリックをオン③にして、検出されたコードを確認します
- 赤くなったらレベルオーバーしています④。気になる場合はフェーダーを少し下げます⑤。④をクリックすると赤いサインを消せます
コードの検出精度は元とする音源によって変わってきます。思うように検出できない場合は手で補正することになりますが、参考情報程度として割りきることも必要だと思います。
