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Cubase 13 操作ガイド(初心者向けコース)

Cubase 13 operation guide (beginner course)

〔初回掲載(暫定公開): 2024.4.20、最終更新: 2024.6.6

このページは初めて Steinberg Cubase(キューベース)を使用するビギナー、初心者向けの簡単な使い方ガイド、初心者講座として作成されています。

このガイドは下記の環境を前提にしています。

  • 前提とするCubase: Cubase Pro 13
    (Cubaseのインストールとアクティベートが完了していること)
  • プラットフォーム: Windows 10Home 64bit

なお、このコンテンツはCubase13のガイドではありますが、それ以前のバージョンでも参考になると思います。





1. プロジェクトを作る〔30分〕

ここでは基本的な設定を施した空のプロジェクトを作ります。

(1) Cubaseを起動する
(2) オーディオドライバーの設定
(3) プロジェクトの新規作成
(4) プロジェクトを保存し、Cubaseを終了させる
(5) Cubaseを起動してプロジェクトを読み直し、基本的な設定を行う

2. 最低限実施しておきたい環境確認〔30分〕

最初に実施しておいた方がよい環境確認を行います。

(1) Cubaseが音を出せる状態かを確認する
(2) Cubaseが音を録音できる状態かを確認する
(3) CubaseがMIDIキーボードで打ち込みができる状態かを確認する

3. ちょっと打ち込みしてCubaseの基本的な操作に慣れる〔120分〕

4小節程度のちょっと打ち込みをすることによって、Cubaseの基本的な操作を行ってみます。
ここではインストゥルメント(VSTi)はHALion Sonic 7だけを使います。

(1) テンポとMIDI録音モードの設定
(2) ドラム用トラック作成と簡単な打ち込み(4小節)
(3) ベース用トラック作成と簡単な打ち込み(4小節)
(4) ピアノ用トラック作成と簡単な打ち込み(4小節)
(5) ストリングス用トラック作成と簡単な打ち込み(4小節)
(6) 簡単な操作になれる(よく使うショートカットになれる)

4. インストや耳コピの元音源を読み込む〔10分〕

ここではプロジェクトにインスト(カラオケ)や耳コピの元音源のオーディオファイルを読み込み、オーディオトラックを作ります。

(1) 不要なトラックをミュートします
(2) オーディオファイルを読みこむ
(3) オーディオトラックが再生できることを確認する

5. 読み込んだインストや耳コピの元音源からテンポトラックを作る〔10分〕

Cubaseの「テンポ検出」を使って、オーディオイベントからテンポトラックを作ります。

(1) メトロノームクリックが合わないことを確認する
(2) オーディオイベントからテンポトラックを自動生成する
(3) 拍子の調整
(4) テンポトラックエディター
(5) プロジェクト画面のテンポトラックと拍子トラックを削除

6. 読み込んだインストや耳コピの元音源からコードトラックを作る〔10分〕

オーディオイベントからコードトラックを作ります。

(1) 空のコードトラックを作る
(2) オーディオイベントからコードを検出する
(3) コードトラックでピアノやストリングスを鳴らしてみる

7. 耳コピの元音源のオケとボーカルを分離する〔20分〕

Cubaseに付属するSpectraLayers Oneを使って耳コピの元音源からオケとボーカルを分離します。

(1) SpectraLayers Oneで耳コピの元音源のオケとボーカルを分離する
(2) オケとボーカルを個別にオーディオトラック化する
(3) 耳コピの元音源でSpectraLayers Oneの使用をやめる

8. ループ & サンプルを使ってみる〔30分〕

Cubaseに付属するループ & サンプルを使ってみます。

(1) ループ & サンプルの開き方
(2) メディアの種類とプレビューセクションの設定
(3) ループ & サンプルをプロジェクトに反映するには
(4) 作業後の確認

9. 本格的に打ち込みする〔120分〕

本格的に打ち込みするために役立ちそうな情報をまとめます。

(1) Groove Agent SEを使う
    A. 太鼓を個別に打ち込む
    B. プリセットパターンを打ち込む
    C. プリセットパターンをトラックに貼り付けて編集する
(2) PadShopを使う
(3) Retrologueを使う
(4) フォルダートラックの使い方
(5) 普段は下ゾーンの使用をやめる
(6) パートの編集(消す、切る、伸ばす、分割する、動かす、コピーする..)
(7) 耳コピをどうすすめるか
(8) オリジナル曲の打ち込みをどうすすめるか
(9) 打ち込みが終わったことにします

10. ボーカルとギターを録音する〔60分〕

ボーカルとギターを録音します。ここではボーカルはマイク1本でのモノラルで、ギターはアンプシミュレーターを通してステレオでライン録音する例を示します。

(1) メトロノーム、録音モード(共通、オーディオ)とオーディオコネクションの設定
(2) ボーカルを録音する
(3) ギターを録音する

11. ボーカルのピッチとタイミングを補正する(VariAudio)〔60分〕

Cubaseの機能であるVariAudioを使ってボーカルのピッチとタイミングを補正してみます。

(1) 元に戻せなくなった場合に備えて
(2) VariAudioのアクティベートと設定
(3) モニター方法と試聴(Audition)について
(4) ピッチの補正
(5) タイミングの補正
(6) VariAudioでの補正のバイパス
(7) 補正の取り消し
(8) 補正の結果の恒久化(フリーズ)

12. ギターのタイミングを補正する(Free Warp)〔60分〕

Cubaseの機能であるFree Warpを使ってギターのタイミングを補正してみます。

(1) 元に戻せなくなった場合に備えて
(2) Free Warpのアクティベートと設定
(3) モニター方法と試聴(Audition)について
(4) タイミングの補正
(5) Free Warpでの補正のバイパス
(6) 補正の取り消し
(7) 補正の結果の恒久化(フリーズ)

13. ボーカルにハーモニーを付ける〔30分〕

録音済みのボーカルにハーモニーを付けてみます。

(1) VariAudioで手編集でハーモニーを付ける
(2) Cubaseのハーモニーボイスの生成 (Generate Harmony Voices)を使う

14. Control Roomを使ってモニターする〔10分〕

ここではControl Roomを使ってモニターできるようにします。

(1) 音声出力設定の変更
    A. オーディオコネクションの設定変更
    B. Control Roomの設定
(2) モニター音量の調整
(3) メトロノームクリック音量の調整

15. ミックスする〔120分〕

いわゆる"2MIX"を作るためのミキシングを行います。音楽作品としての体裁を整えていきます。

(1) 作業前の状況整理
(2) 各トラックの音量と定位の調整
(3) ドラムをバスにまとめてコンプレッサーに通す
(4) ストリングス、パッドなどをバスにまとめてEQで低域をカットする
(5) エフェクトセンド用のFXチャンネルトラックを作り、各トラックからの送り量を個別に調整する
(6) モノラルのボーカルに空間系エフェクトを掛ける
(7) ステレオトラックを聴感的にモノラルにするには
(8) 全体をコンプレッサーに通す
(9) リファレンス音源との比較
(10) 設定結果
(11) ここまでで使った機能のまとめ

16. オートメーションを書く〔60分〕

曲中での音量変化や音像の移動などはミキシング操作のオートメーションでも行うことができます。

(1) グループチャンネルトラックにボリュームオートメーションを書く
(2) オーディオトラックにボリュームオートメーションを書く
(3) パンニングなどのオートメーションを書く
(4) オートメーションパネル
(5) オートメーションイベントのコピー

17. 2mixを書き出す〔30分〕

ミキシングした音声をオーディオファイルに書き出します。Cubaseではこの場合の書き出しではオーディオミックスダウン(Audio Mixdown)という機能を使います。

(1) 音声の流れ(ルーティング)
(2) 2mixの書き出し
(3) 書き出し結果の解析
    2mixの解析のポイント
(4) 再書き出し

18. マスタリングする〔60分〕

「マスタリングで何をするか?」には様々な意見があり、難しい問題です。
このガイドではピークを-6dB程度におさえて作成した2mixを、SNSへのアップロードを想定して、ラウドネス値を-14.0〜13.5LUFS程度まで引き上げる作業をマスタリングとして行うことにします。

(1) テンプレートからプロジェクトを作る
(2) プロジェクトの設定
(3) マスタリングの実施
    A. マスタリングの準備
    B. プラグインの設定
    C. 書き出し(オーディオミックスダウン)の実施
    D. 注意事項
(4) マスタリング結果の確認
(5) マスタリングの実施(2回目)
(6) マスタリングの実施(3回目)
(7) 作業後のファイルの所在

19. 保管用にプロジェクトフォルダを整理する〔20分〕

楽曲が出来上がった後、長期保存のために別媒体にプロジェクトをコピーするときにムダな資源を解放たいケースがあると思います....

(1) プロジェクトのバックアップ(Back up Project)
    A. 留意事項
    B. バックアップコピー用のプロジェクトフォルダを作成
    C. 対象プロジェクトを起動
    D. 使用していないクリップをプールから削除する
    E. プロジェクトのバックアップの実行
    F. プロジェクトフォルダの新旧の比較確認