Cubase 13版の初心者向け操作ガイドを暫定公開中です
『Cubase 13 操作ガイド(初心者向けコース)』-『10. ボーカルとギターを録音する』
このページは初心者向けガイド『初めての Cubase 12 で歌ってみたをミックスする』の一部です。
「3.ボーカルを録る」ではカラオケ音源を聞きながらボーカルを録音します。
この記事は以下の内容で構成しています。
Cubaseを起動してプロジェクト:my-project を開きます。
"下ゾーン(Lower Zone)"が表示されている場合は、邪魔なので非表示に切り替えます。
音声を録音するためには事前にオーディオトラックを作る必要があります。 このガイドではモノラルのオーディオトラックを一つ作ります。
オーディオコネクションを開き【@】、「入力」【A】をクリックするとその時点でCubaseに設定されている音声の入口が表示されます。 ここにモノラル音声の入り口"Mono In"を作ります【B、C、D】。 オーディオインタフェースを導入したときにすでに作成済み新しく作る必要はありません。
次にその"Mono In"がどのオーディオインタフェースのどの入力端子なのかを設定します。オーディオインタフェースは「出力」に設定されているものと同じものを選び【E】、入力端子はマイクを繋ぐ端子を選ぶことになります【E】。 オーディオコネクションは右上の[X]で閉じます【F】。
トラック【@】の左のゾーンをインスペクターと呼びます。インスペクターにある入出力バスを画像のように設定します【A】。
[F3]キーでMIX Consoleを開きます。マイクに向かって軽く歌って"Mono In"のレベルメーターが反応していることを確認します。
反応がない場合は問題を解消する必要があります。この局面での問題はCubaseの設定ではなく、オーディオインタフェースの導入設定やパソコンの設定が原因の可能性が大きいと思われます。 お使いのオーディオインタフェースなどのデバイスのオペレーションマニュアルにて導入手順を再確認してください。
Cubaseが音声を受け取っていても、それがこれから録音するトラックに入力されているとは限りません。 トラックのモニタリングをオンにして【@】トラックのメーターにも反応があることを確認します【A】。
オーディオインタフェースの設定です。モニター音はオーディオインタフェースから直接返すように設定します。 これはモニターに流れる自身の歌声が遅延するのを避けるためです。 設定方法は使用するオーディオインタフェースによって違うので機器に付属するオペレーションマニュアルを参照する必要があります。
マイクでのボーカル録りには密閉型ヘッドホンの使用が理想です。モニターしているオケがマイクに混入するからです。 トラックのモニタリングボタンをオフにして[Space]キーを押してプロジェクトを再生しながら軽く歌ってみてください。 モニタリングをオフにするのはオーディオインタフェースから直接返ってくるモニター音と混じるのを避けるためです。
またオケトラックを選択して[P]キーを押して左右ロケータを設定し、テンキー[/]でサイクルモードになっていることを確認します。 オケと自分の歌がちゃんと聞こえていることを確認します。 このときはモニタリングをオフにして録音するためトラック横のインジケーターは反応しません。
ここではサイクルモードの状態で録音します。 テンキー[.]でプロジェクト・カーソルを先頭に戻し、テンキー[*]で録音を開始します。 録音が終わったら[Space]キーで録音を止めます。
途中で録音をやめる場合は[Space]キーを押します。 すぐに録りなおす場合は[Ctrl]+[z]でアンドゥ(Undo)して録音を取り消すのが手っ取り早いです。
録音が完了したら全体を通して聞いてみます。再生/停止は[Space]キーです。
録音を終えたらプロジェクトを保存して、Cubaseを終了させます。
2.カラオケ音源を読み込む ← | → 4.ミックスする