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歌物音源をボーカルキャンセル(ボーカルとオケを分離)してカラオケを作る - Cubase

Vocal muting via SpectraLayers One

〔初回掲載: 2020.11.14、最終更新: 2025.6.8

この記事では Cubase Pro 14と付属の SpectraLayers Go (旧 SpectraLayers One) を使って以下の変換を行う手順を示します。

  • ボーカルキャンセル
    (歌物の音源(wavファイル)のボーカルとオケを分離してカラオケを作る)
  • オケのキャンセル
    (歌物の音源からボーカルを抽出する)

音源によって結果のクオリティは異なると思いますが、用途に寄っては十分なクオリティな場合もあると思います。 宴会用カラオケならそこそこ使えそうなクオリティだと思います。

このページは下記の内容で構成します。


1.もっともシンプルにボーカルをキャンセルする

もっとも簡単な操作でボーカルをキャンセルするには以下のように操作します。

ボーカルをキャンセルしたい音源をCubaseに読み込み、オーディオ・トラックを作成します〔①〕。オーディオトラックのイベントをクリックして選択し〔②〕、情報ラインのエクステンションで "SpectraLayers"を選択します〔③〕。
すると SpectraLayers Go の操作パネルが開きます〔④〕。

SpectraLayers


SpectraLayers Go の "モジュール" メニューから "ボーカルを分離.." を選びます〔①〕。開いたダイアログの"運用"をクリック〔②〕すると処理が始まります〔③〕。

UN-MIX


処理が終わるとボーカルとオケに分割されます〔①〕。「ボーカル」 をミュートするとボーカルキャンセルになります〔②〕。
「その他」をミュートするとボーカルを抽出できます。

MUTE VOCAL



【関連情報】




2.ボーカル、オケの音量バランスを調整する

ボーカルとオケのそれぞれをミュートあるいはソロにできるのに加えて、それぞれの音量バランスを調整できます。

レイヤーの表示を「コンパクトサイズ」から「標準サイズ」に変更[①]すると音量を変更できます[②]。

SpectraLayers rebalance