header
header

Cubaseでギターのフィンガーノイズやミスタッチを消す

〔初回掲載: 2020.12.20、最終更新: 2025.6.17

ここでは Cubase と付属の SpectraLayers Go (旧: SpectraLayers One) を使ってオーディオ録音したギターのフィンガーノイズやミスタッチなどを消す操作を示します。

このページは下記の内容で構成します。

1. SpectraLayers Oneを開く
2. 作業しやすいようにトランスポートの表示とズーム
3. 消したいところを判別しやすいように色付け
4. 消したいところを選択
5. 試聴する
6. 消したい部分を別レイヤーに分離する
7. フィンガーノイズやミスタッチを消す
8. 編集内容を取り消す

サイト内検索


この記事のカテゴリ


1. SpectraLayers One を開く

オーディオトラックの編集対象イベントを選び〔@〕、情報ラインのエクステンションで "SpectraLayers"を選択します〔A〕。

SpectraLayersを開く


2. 作業しやすいようにトランスポートの表示とズーム

作業しやすいように SpectraLayers One の画面上にトランスポートを表示〔@〕させ、画面を拡大〔A〕させます。

トランスポートの表示とズーム


3. 消したいところを判別しやすいように色付け

消したい箇所を目視しやすいように色合いを設定します。@をクリックするとパレットのような色見本が開くので好みのものを選びます〔A〕。

色づけする


4. 消したいところを選択

まず、選択ツールを選びます。この例では複数箇所〔A〕を四角形で選択する【@】こととします。

選択したい箇所をマウスで囲むように選んでいきます〔B〕。ここでは二か所を選択しています。
一つ目を選んだ段階でソロ状態になり、選んでいない箇所が聞こえなくなります。

選択ツールを選択する


5. 試聴する

選択した時点で選択部分のソロ状態となり、選択していない部分は無音になります。どのように消えるのかを視聴する場合は選択部分を反転状態にします。 試聴が終わったら元に戻しておきましょう。
先の「4.消したいところを選択」と本節「5.試聴する」を繰り返しながら、選択の精度を上げることになります。音源によっては割り切りも必要になると思います。

選択を反転する


6. 消したい部分を別レイヤーに分離する

選択部分を抽出したレイヤーを作成します。

消したいところをレイヤー化


7. フィンガーノイズやミスタッチを消す

作成されたレイヤー選択した部分が抽出され、元の親(?)レイヤーから該当部分が取り除かれています。つまり作成されたレイヤーをミュートすると選択部分の消音になります。

ノイズを消す

レイヤーを「標準サイズ」に変更すれば、ミュートではなく音量を絞ることもできるようになります。

ノイズを消す


8. 編集内容を取り消す

「エクステンションなし」に設定すれば、これまでに行った編集を取り消すことができます。

取り消す