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遅延がひどいトラック、プラグインの見つけ方 - Cubase

How to find tracks and plug-ins with bad latency in Cubase

〔初回掲載: 2020.4.21、最終更新: 2024.4.22

Cubaseを使用した曲作りにおいても、MIXが大詰めに入り、おおかたのプラグインを刺し終えた頃にどうしても演奏が気に入らず、弾き直したいときがあります。
そんなとき、音が遅れて聞こえる、つまりソフト音源の遅延の大きさに愕然とすること気があります。どこかに刺したプラグインが遅延を招いている場合です。
このページは問題のプラグインを見つける方法を示します。

このページは下記の内容で構成します。


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1.大きな遅延を招いているトラックはどれか?

Cubaseに限らないと思いますが、DAWは一番遅延の大きいトラックに足並みをあわせて全体を遅らせます。 従って一番遅延の大きいトラックが全体の足を引っ張っている問題トラックとなります。
F3キーを押してMIXコンソールを開き、各トラックのレイテンシーを表示させ、一番遅延が大きいものを探します。

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2.問題のプラグインはどれか?

これは怪しいものを1つずつチェックしていくしかありませんが、使い慣れないものを刺した場合はそれが怪しいでしょう。

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とりあえず怪しいものをバイパスして、レイテンシーの数値をチェックします。この例の場合はバイパスしても変わりません。

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プラグインを完全に外してしまえば犯人特定は簡単です。でも....

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現在のCubaseはプラグインの削除を元に戻すことができますが、バイパスのさらにもう一段深い「オフ」にすることができるので、それを試した方が良いと思います。
[Alt]キーを押しながらバイパスボタンをクリックするとオフにできます。この例ではオフにすることよってレイテンシーが解消されました。

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