header
header

録音できない時のチェック項目(Audio Recording) - Cubase

Checkpoints when audio recording is not possible

このページは2024年3月28日に全面改訂しました。旧版はこちらに残してあります。


1. 録音しようとしているのは本当にオーディオトラックか?

音声を録音できるのはオーディオトラックだけです。打ち込み用であるMIDIトラックやインストゥルメントトラックへは音声(オーディオ)を録音できません。

オーディオトラック


2. そもそもCubaseに音声は届いているのか?

MixConsoleを開くと、一番左に入力チャンネルがあります。「Stereo In」とか「Mono In」のような名前がついていると思います。複数ある場合もあります。
そのチャンネルのメーターが画像のように反応していればCubaseに音声が届いています。

入力メーター


3. オーディオドライバーの設定を確認

入力チャンネルが無かったり、あってもメーターのどこにも反応が無い場合、使用しているオーディオインタフェース用の「ASIOドライバー」が指定されていることを確認します。
この記事ではオーディオインタフェースとしてFocusrite Scarlett 2i2 (3rd Gen)を使う例を示します。

ASIOドライバー


4. 入力ポートの状態を確認

ASIOドライバーを確認したら、そのドライバーが提供する入力ポートにチェックが入っていることを確認します。

入力ポート


5. 入力バスの定義を確認

「オーディオコネクション」の「入力」を選び、入力バスが定義されていて、入力ポートと関連付けられていることを確認します。

入力バス



6. オーディオトラックに音声は届いているのか?

Cubaseには音声が届いていても、それがオーディオトラックに届いているとは限りません。

  • モニタリングをオンにします【@】。Aのインジケーターが動けば音声はそのオーディオトラックに届いています
  • インジケーター【A】が反応しない場合は、インスペクターのルーティングの入力バス【B】を確認します。この入力バスはオーディオコネクションに定義されている必要があります
ルーティング



7. 実はちゃんと録音できているのではないか

実はちゃんと録音されているのに設定に問題がある場合もあります。

  • モニタリングをオフ【@】にします。オンのままだと、録音済みの音声ではなく、入力される音声が出続けます。
    録音が終わったら必ずモニタリングをオフにします
  • 録音された音声の音量が極端に小さければ波形が出ず、線で表示される場合があります。ズームスライダー【A】を上げると波形が縦に拡大表示できます【B】
モニタリングなど


【関連情報】