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Cubaseのオーディオ入出力設定をトラック側から逆引きで追ってみる

録音できない、音が鳴らない

〔初回掲載: 2025.4.30、最終更新: 2025.4.30

Cubaseのインストール、各種の設定を終えた後、トラックを作成していざ録音となったときに録音できない、音が鳴らないことがあります。

このサイトにはこれに関する以下の情報を掲載しています。


ここでは問題解決のために、トラックを起点にしてオーディオ入出力とその設定箇所を追ってみます。

なお、オーディオインタフェースはFocusrite Scarlett 2i2 (3rd Gen)を使い場合を例にしています。

1. 入力系(録音の流れ)
2. 出力系(再生、モニタリングの流れ)
全体

After installing Cubase and completing various settings, there are times when you can't record or hear any sound when you finally create a track and try to start recording.

Here, we'll troubleshoot the issue by tracing the audio input/output and relevant settings starting from the track.


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関連情報


1. 入力系(録音の流れ)

入力音声の流れをオーディオトラック Audio 01 から遡ってみます。

入力系(録音の流れ)

  • 音声はオーディオトラック①②のルーティンの上段に指定したバスから入ってきます。この場合はStereo In③から音声が入ってきます
  • Stereo Inはオーディオコネクションの"入力"タブに定義されています④
  • バスは「オーディオデバイス」と「デバイスポート」の組み合わせで定義されています
  • 「オーディオデバイス」⑤はスタジオ設定の「オーディオシステム」にある「ASIOドライバー」⑥で決まります
  • 「デバイスポート」はスタジオ設定のASIOドライバーの「イン」にある「ポート」⑧から選ぶことになります
  • ポート⑧はオーディオインタフェース実機の入力端子⑨に対応します


2. 出力系(再生、モニタリングの流れ)

出力音声の流れをオーディオトラック Audio 01 から追ってみます。

出力系(再生、モニタリングの流れ)

  • 音声はオーディオトラック①②のルーティンの下段に指定したバスまたはチャンネル/トラックに出力されます。この場合はStereo Out③に出力されます
  • Stereo Outはオーディオコネクションの"出力"タブに定義されています④
  • Control Roomを使う場合は"出力"タブは未接続にします
  • 細かい事は省きますが出力バスStereo OutはControl Room系のバスにルーティンされているため、「オーディオデバイス」と「デバイスポート」はControl Roomのほうに定義します
  • Control Roomを使わない場合はオーディオコネクションの"出力"タブに「オーディオデバイス」と「デバイスポート」を定義します(下図)
Control Roomを使わない場合
  • 「オーディオデバイス」⑤はスタジオ設定の「オーディオシステム」にある「ASIOドライバー⑥」で決まります
  • 「デバイスポート」はスタジオ設定の「ASIOドライバー」の「アウト」にあるポート⑧から選ぶことになります
  • ポート⑧はオーディオインタフェース実機の出力端子⑨に対応します