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旧版:録音できない時のチェック項目(Audio Recording) - Cubase

Checkpoints when audio recording is not possible

〔初回掲載: 2020.2.13、最終更新: 2024.3.28

Cubaseにおいて、オーディオ録音できない場合、Cubaseのどの設定パネルのどの項目を確認すればよいかを示します。

このページは下記の内容で構成します。

1.そもそもCubaseに音声は届いているのか?
2.オーディオトラックに音声は届いているのか?
3.実はちゃんと録音できているのではないか?
細かいチェックの前に...
音声を録音できるのはオーディオトラックだけです。打ち込み用であるMIDIトラックやインストゥルメントトラックへは音声(オーディオ)を録音できません。


1.そもそもCubaseに音声は届いているのか?

入力インジケーターの確認

MixConsoleを開くと、一番左に入力チャンネルがあります。「Stereo In」とか「Mono In」のような名前がついていると思います【@】。 そのチャンネルのメーターが画像のように反応【A】していればCubaseに音声が届いています。

input level

プロジェクト画面下部のトランスポート部分の右にもオーディオ入力メーターがありますが、これはCubaseの定義上一番上にあるものを表示の対象にしているようなので、これが無反応でも実際には音声が届いている場合があります。 そのため、上のようにMixConsoleで確認したほうが良いと思います。

input level

入力インジケーターが無反応の場合

入力インジケーターに反応がない場合は以下のことを確認します。

  • オーディオインタフェースが正しくインストールされているか→オーディオインタフェースの導入マニュアルを確認
  • オーディオインタフェースのケーブル接続やツマミ、スイッチ類の設定に問題がないか→オーディオインタフェースの導入マニュアルを確認
  • Cubaseの設定に問題がないか

Cubaseの設定確認1(入力ポート状況)

「スタジオ設定」パネルを開き、「VSTオーディオシステム」の一段下のオーディオドライバー名(利用する機種によってドライバー名が違います)のところをクリックし、オーディオインタフェースの入力ポートごとの状況を確認します。

「X」は「使う」ということです。Cubaseでの録音に使うポートに「X」が入っていればOKです。ついていない場合はクリックして「X」にします。

input port

Cubaseの設定確認2(オーディオコネクション)

「オーディオコネクション」パネルの入力タブをクリックして入力バスの定義内容を確認します。 定義されている入力バス【@】が先のMixConsole左側の入力チャンネルに対応します。 入力バスに定義されている入力ポート【A】が先の「入力ポート状況」にて「X」になっている必要があります。

audio connection


2.オーディオトラックに音声は届いているのか?

Cubaseには音声が届いていても、それがオーディオトラックに届いているとは限りません。

  • モニタリングをオンにします【@】。Aのインジケーターが動けば音声はそのオーディオトラックに届いています
  • インジケーター【A】が反応しない場合は、インスペクターの入力バス【B】を確認します。この入力バスはオーディオコネクションに定義されている必要があります
track list


3.実はちゃんと録音できているのではないか?

実はちゃんと録音されているのに設定に問題がある場合もあります。

  • モニタリングをオフ【@】にします。オンのままだと、録音済みの音声ではなく、入力される音声が出続けます
  • 録音された音声の音量によっては波形が線で表示される場合があります。ズームスライダー【B】を上げると拡大表示されます【A】
monitor off

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