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DAWprojectファイルを書き出す、読み込む、再現性はどの程度? - Cubase

〔初回掲載: 2025.3.13、最終更新: 2025.3.13

Cubaseはバージョン14からDAWproject ファイルの読み込みと書き出しをサポートしています。

DAWproject ファイルは他アプリケーションとの間でプロジェクトファイルの交換を目指したものです。

ただ、現時点ではCubaseはDAWproject ファイル形式の全てのデータをサポートしているわけではないようです。 ちなみにCubase Pro 14.0.0 のオペレーションマニュアルには、オートメーションデータはまだサポートされていないと書かれています。


このページではDAWproject ファイルの書き出し方法と読み込み方法を例示します。

また、書き出したDAWproject ファイルを実際に読み込むことによって、元のプロジェクトデータがどの程度維持されるのか、その再現性を試してみます。

ただし、Cubase 14 同士でDAWproject ファイルを交換してみます。現実的には意味のない実験ですが、データの維持という点ではこれ以上の互換性を保てるデータ交換はないと思います。


1. DAWprojectファイルを書き出す
2. DAWprojectファイルを読み込む
3. データ交換結果:オーディオトラック主体のプロジェクトファイルの場合
4. データ交換結果:インストゥルメントトラック主体のプロジェクトファイルの場合

Cubase has supported importing and exporting "DAWproject files" since version 14. This page provides examples of how to export and import "DAWproject files."

Additionally, we will test the reproducibility of the exported "DAWproject file" by loading it to see how well the original project data is preserved.


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1. DAWprojectファイルを書き出す

プロジェクトを開き、以下の操作を行います。

① ファイルメニューから「書き出し」を選びます
② 「DAWproject」を選びます
③ DAWprojectファイルの書き出し先と書き出すファイル名を指定て「保存」をクリックします
④ 進行状況が表示されます
書き出し


書き出されたDAWprojectファイルのサイズを比較してみます。今回の実験では元のプロジェクトデータの1/3ほどのサイズのファイルが書き出されました。

ファイルサイズの比較


2. DAWprojectファイルを読み込む

Cubase HUB から以下の操作を行います。

① ファイルメニューから「読み込み」を選びます
② 「DAWproject」を選びます
③ DAWprojectファイルから作成する新しいプロジェクトのプロジェクトフォルダーを指定します
④ 読み込むDAWprojectファイルを指定します
⑤ 進行状況が表示されます
読み込み


読み込んだDAWprojectファイルからプロジェクトが作成されます。

読み込み結果


随分とすっきりとした印象ですが、それは各ゾーンが非表示状態になっているためです。必要に応じてチェックを入れます。

ゾーン設定


3. データ交換結果:オーディオトラック主体のプロジェクトファイルの場合

主にオーディオトラックで構成されたプロジェクトから「DAWprojectファイル」を作成して、同じCubaseで読み込んでみます。 まず音の聞こえ方ですが、ほぼ再現されているものの、もとのプロジェクトと同じには聞こえません。

プロジェクト画面の比較


Mix Consoleをみるとプラグインのインサート状態が維持されているように見えます。でもこれは同じPC、同じDAW間でのデータ交換のためだと思われます。 このプロジェクトは主にDAWの付属プラグインを使用しています。異なるPC、異なるDAWとのデータ交換の場合には当然維持されないと思います。

Mix Console


テンポトラックの情報は引き継がれないようです。これは残念です。楽曲とメトロノームクリックがズレると思います。

テンポトラック


4. データ交換結果:インストゥルメントトラック主体のプロジェクトファイルの場合

次に主にインストゥルメントトラックで構成されたプロジェクトから「DAWprojectファイル」を作成して、同じCubaseで読み込んでみます。 音の聞こえ方ですが、これもそこそこ再現されているものの、もちろんもとのプロジェクトと同じには聞こえません。

このプロジェクトではCubaseの付属VSTiだけを使っているため、Cubase以外のDAWで読み込んだ場合は無音になると思います。

プロジェクト画面の比較


Mix Consoleをみるとプラグインのインサートスロットの空きスロットが詰まっているのがわかります。 このプロジェクトも主にDAWの付属プラグインを使用しているため、異なるDAWの場合は効果は得られないと思います。

Mix Console


テンポトラックの情報は引き継がれない様子がよくわかると思います。

テンポトラック


サードパーティのインストゥルメントおよびプラグインエフェクターのみを使うプロジェクトの場合はそこそこ再現性はあると思います。

また、他DAWの場合にテンポ、拍子情報がどうなるのかは興味深いところです。



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