1. MEDIABAY の変更と機能追加
メディアベイの変更ということですが、実際には右ゾーンのメディアラックの変更のようです。
プレビューの再生コントロールなどが増えています。
波形の横にライブラリアイコン①が表示されるようになりました。再生時のトランスポーズ②が可能になり、再生スピードも変更できるようになりました③。
④をオンにするとスピード変更用のスライダー⑤が現れ、滑らかかつ広範囲なスピード変更が可能です。
2. KEY EDITOR の機能追加
コントローラーレーンの表示項目がいくつか追加されました。ここでは「ノート(オフ)ベロシティ」①と「ベロシティ変化量」②を画像で示します。
ベロシティ変化量はベロシティの差分を指定するものです。ベロシティ変化量はコンテキストメニューからベロシティに反映したり、クリア③することができます。
3. SuperVision の機能追加
SuperVision をカラフルに色付けできるようになりました。色付けの自由度はモジュールによって違います。個人的にはあまり自由な印象は受けませんでした。
4. Control Room の変更と改善?
Control Roomの見た目が変わりました。最初は戸惑うかもしれませんが、すぐに慣れると思います。
Control Roomを使い慣れた人にとっては変更点は直感的に理解できると思います。
5. 自動保存 (Auto Save)の改善内容
一定時間間隔で行われる自動保存でのバックアップコピーの保存先がプロジェクトフォルダー直下からプロジェクトフォルダー内の"Auto Saves"フォルダーに変わりました。
旧版で作成したプロジェクトの場合は Cubase14 で開いた段階でバックアップコピーが"Auto Saves"フォルダーに移行されます。
Cubase14 で作成された自動保存でのバックアップコピーには、最後に行った編集を示す簡単なコメントが付加される点は特筆すべき点だと思います。
6. オーディオパフォーマンスモニター(Audio Performance Monitor)のの改善内容
オーディオパフォーマンスモニターの表示項目が大幅に拡充されました。
問題を検出した場合にユーザーがとるべきアクションを助言してくれるようになりました。
7. DAWprojectファイルのサポート
どこまで使えるのかはわかりませんが、異なるDAW間でのプロジェクトファイル交換を目的とした"DAWproject ファイル"がサポートされました。