1. 範囲指定でのミュート
Cubase 13まではパート(あるいはイベント)の途中部分をミュートする場合は、該当箇所を分割したうえでミュートしなければなりませんでしたが、Cubase 14 ではパートの途中部分を範囲選択した状態で一挙に分割、ミュートができるようになりました。
Cubase 13でこれと同じ操作を行っても何も起こりません。
2. 範囲指定での位相反転
パート(あるいはイベント)の途中部分を範囲指定して位相反転すると、該当箇所の分割、位相反転が一度に行われます。
Cubase 13でこれと同じ操作を行うとベント全体の位相反転になります。
3. 範囲指定での結合(のり)
パート(あるいはイベント)の途中部分を範囲指定して「のり」を実行すると、範囲選択にかかっている結合可能なイベントが一体になります。
Cubase 13でこれと同じ操作をこころみても「のり」がグレーアウト状態のままで選択できません。オブジェクト選択(矢印)で、結合対象イベントを選んでおく必要があります。
4. 範囲指定での移動
パート(あるいはイベント)の途中部分を範囲指定して、プロジェクトカーソルの位置に移動できます。
Cubase 13でこれと同じ操作をこころみても「移動」のサブメニューからなにも選べません。
5. 範囲指定でのパート/イベントの中身の移動
パート(あるいはイベント)の途中部分を範囲指定して、範囲内の中身のデータを左右に移動できます。
Cubase 13でこれと同じ操作をこころみても何も起こりません。事前にイベントを分割しておけば中身の移動は可能ですが、中身の移動はドラッグしたイベントだけが対象となります。
6. 範囲指定での移動(移動先イベントと重ならない)
パート(あるいはイベント)の途中部分を範囲指定して、範囲内の中身のデータを左右に移動できませす。移動の際に前後のイベントと重ならないように移動先のイベントの開始位置(右移動の場合)または終了位置(左移動の場合)が自動的に調整されます(長さが調整されます)。
Cubase 13でこれと同じ操作を行っても選択範囲が左右に動くだけで、編集は行われません。