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Cubase 14 で新規追加になったエフェクトプラグインの使用感

〔初回掲載: 2024.11.17、最終更新: 2024.11.17

Cubase 14 では下記のエフェクトプラグイン(VST Effect)が追加になりました。それぞれをサッと使ってみて、その使用感や思うところを書いてみます。


1. SHIMMER
2. STUDIO DELAY
3. AUTO FILTER
4. UNDERWATER
5. VOLUME


In Cubase 14, the following effect plugins (VST Effects) have been added. I’ll quickly try each of them out and share my impressions and thoughts.


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1. SHIMMER

リバーブです。広がりに乏しいプアなストリングも壮大なスケールのリッチなシンセストリングスに変貌します。

反面、シンセストリングスを使わない人もいるだろうし、音楽のジャンルによっては全く不要なプラグインともいえるかと思います。

リバーブにディレイとピッチシフトを組み合わせたもので、実にリッチな響き手軽にを得られます。筆者は知りませんでしたが、「シマー効果」っていうんですね。ググってみるとハードエフェクター製品がいくつかヒットします。

個人的には◎です。酔えます。

shimmer


2. STUDIO DELAY

「あ、ディレイなのね」と素通りしそうな名前ですが、実はディストーション、リバーブ、ピッチなどの様々なエフェクトが一緒に鳴ってるので、結構面白いです。

隠し味的な使い方からシンセサイザーのような音づくりとしても面白い効果が得られます。コンガやボンゴなどの打楽器にインサートして、ピッチパラメータを弄ると面白い効果が出ます。

個人的には〇です。

studio delay


3. AUTO FILTER

ワウワウみたいな効果が簡単に得られるのかな、と思って触ってみたら、なかなか思うように動かせません。いろいろ工夫が必要かもしれませんが、うまく元音にはまればいい効果が得られるのかもしれませんね。

auto filter


4. UNDERWATER

2mix済みの音源にインサートしたら小学生の頃の水泳授業を思い出してしまいました。耳に水が入ってもこういう風に聞こえますね。 マニュアルでは「水中または隣のパーティーのような効果」と書かれています。

ニーズがあったのかなあ.....。

under water


5. VOLUME

音量調整用のシンプルなプラグインです。Cubase 14で追加になったモジュレーターでフェーダーを動かす場合に音量調整を補完するために用意されたもののようです。

volume


レベルメーターがない点とプラス方向に振れない点を除けば、既存のMix6To2の方が使い出がありそうと考えるのは筆者だけでしょうか。

mix6to2