この記事はタイムワープツールを使用してオーディオを編集せずにCubaseのグリッドを合わせる方法を示します。
グリップを合わせるということはオーディオに合わせたテンポトラックを作ることであり、結果的にメトロノームクリックも合うことになります。
すでに当サイトではオーディオを弄らないテンポ合わせに関する記事がいくつかあります。既存記事との違いを簡単に示しておきます。
〔2023.03.21 新規掲載、2023.03.21 最終更新〕
テンポトラックをオン【@】にし、ツールボックスのタイムワープツールをクリックします【A】。もう一度タイムワープツールをクリックすると【B】モード一覧がでるので「グリッドを移動」を選びます【C】。
テンポ合わせを行うオーディオトラックの他にすでにMIDIイベントなどがある場合は「グリッドを移動 (ミュージカルイベントのポジションは保持)」を使います。 これを使わないとそのオーディオトラック以外のイベントの小節/拍の位置がずれてしまいます。
オーディオの波形を見ながら小節や拍の位置をドラッグしてグリッドをオーディオに合わせます。
一度合わせた情報を削除したい場合は[Shift]を押しながらポイントするとカーソルが消しゴムに変わり、クリックで削除できます。
テンポトラックエディターを使ったほうが痒いところに手が届く場合があります。必要に応じて併用すると良いと思います。