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読み込んだインストにCubaseのメトロノームクリックを合わせる - Cubase

オーディオからのテンポトラック作成

Tempo Detection

インスト(カラオケ)やリファレンス用の音源からテンポトラックを作ることによってメトロノームクリックを同期させる方法を紹介します。

カラオケ音源に歌を乗せるだけならメトロノームクリックを同期させる必要はありません。クリックがなくてもオケを聞きながら歌えるからです。
しかし楽器音の打ち込みを加えるとなると、カラオケ音源とテンポトラックが同期しているほうが作業効率があがります。曲を小節単位に編集できるからです。

オーディオからテンポトラックを作成する基本的な流れは以下の通りです。

1. オーディオイベントからテンポトラックを自動生成する
2. 小節割を行う

〔2023.02.23 新規掲載、2023.02.23 最終更新

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1. オーディオイベントからテンポトラックを自動生成する

テンポ情報を検出するオーディオイベントを選択します〔@〕。「プロジェクト」メニューから「テンポの検出」を選びます〔A〕。
テンポ検出パネルの「分析」をクリックします〔B〕。

テンポ検出


分析が終わると「拍子トラック」〔@〕と「テンポトラック」〔A〕が作成されます。

拍子、テンポトラック作成


2. 小節割を行う

Cubaseは拍を検出し、拍ごとのテンポ情報を作成します〔A〕。Cubaseは小節区切りまでは検出してくれないため、初期状態では1/4拍子に設定されます〔@〕。

初期状態


1/4拍子の曲もなくはないでしょうが、多くの曲が4/4拍子です。メトロノームクリックをオンにして、作成されたテンポを確認しながら小節の切れ目に適切な拍子情報を描き込みます。
画像の曲は4拍目に太鼓が一発鳴って、次拍から4/4となります。ペンツールに持ち替えて〔@〕、4/4の拍子情報を描き込みます〔A〕。 以後、拍子が変わらない曲の場合はこれで作業終了です。

言うまでもない事ですが、テンポ検出処理は完ぺきではありません。特にビート感があまり感じられない曲の場合は思うように拍を検出できないことがあります。

初期状態