1.バーの左に音名が表示されなくなった
C1, A1などの音名は縦方向に拡大すると、ある大きさを境にして表示されるようになります。縮小すると消えます。 拡大/縮小にはキーボードショートカット(Key Commands)を使うと便利です。

2.ペンで書き込む場合のベロシティ値の変え方
キーエディターにノートをペンで書き込む時のベロシティは@の設定で決まります。127がMAXです。
この入力項目はインストールしたままの状態だと非表示になっていると思います。
ボタンが並んでいるところで右クリックし、「挿入時ベロシティー」Aにチェックを入れると表示されます。

3.ノートエクスプレッションエディタが開けない
(ノートをダブルクリックすると削除される)
Cubase 11の最初からか途中のバージョンアップ時点からかは不明ですが、少なくとも現行Cubase(Cubase11)ではキーエディッターでノートをダブルクリックすると削除される仕様になりました。
従来のバージョンではノートエクスプレッションエディターが開いたので、はじめてこれを目の当たりにすると面食らってしまいます。
従来のようにダブルクリックでノートエクスプレッションエディターを開くにはキーエディッターパネルにて所定の機能をオンにする必要があります。
ちなみにこの機能はインストール後の状態ではオフになっています。個人的にはこれが納得いかないところではあります。

4.トリム (Trim) ツールでノートの頭を斜めに切る
通常はトリム (Trim)はノートのお尻を揃えるために使えますが、[Alt]キーを押下しながら使うと頭を切ることができます。
これはギターのストロークの再現に使えるかもしれません。

5.ノートが白く表示され、音が鳴らない
ノートの色が表示されて音が鳴らない場合、パート(トラック上の器)から外れていることを示します。
プロジェクト画面に戻り、トラック上のパート(イベントの器)の右下を矢印ツールでクリックしながら右に延長することによって白いノートをカバーすると音が鳴るようになります。

6.情報ライン(Info Line)のノート情報がオレンジ色で表示される
情報ライン(Info Line)に表示されるノート情報は複数ノートが選択されている場合はオレンジ色(黄色?)で表示されます。表示されるのは最初のノート情報です。

7.キーエディター左側の鍵盤が表示されない
【関連記事】
スケールアシスタント(キーエディター)
Cubase 11からキーエディターの縦幅を節約するために不要(?)なノートの表示を省く機能が追加になりました。
下の画像は鍵盤が表示されなくなったのではなく、黒鍵の表示が省略された状態です。
従来通り全てのノートを表示するには矢印が指すボタンをオフにします。

なお、この表示パターンは下図の黄四角の設定が影響します。

8. 曲の進行に沿ってイベントが刻々と自動選択されるのをやめたい
プロジェクトカーソルの進行とともにイベントが刻々と自動選択される場合、 これをやめたい場合はは「環境設定」の「編集操作」の「カーソル位置のイベントを自動的に選択 (Auto Select Events under Cursor)」のチェックを外します。


9. パートの切れ目を表示する
キーエディターではツールバーのアイコンでパート境界の表示を切り替えられます。