1. ようはボーカロイドみたいなやつ
OmniVocalを一言で言えば「ボーカロイドみたいなやつ」です。
現時点では開発途上のベータ版として提供されます。今のところマニュアルはないようです。
2. VSTi であり、歌唱編集はキーエディターを使う
OmniVocalはVSTiです。インストルメントとしてOmniVocalを使うインストルメントトラックを作り、主にキーエディターで歌唱データを作ります。
3. 歌唱の入力方法
メロディの打ち込みはキーエディター
メロディーは通常の打ち込みと同様にキーエディターなどのMIDIエディターで行います。打ち込みの際、OmniVocalは「ポー」という音でレスポンスします。
歌詞を打ち込まない状態で再生するとOmniVocalは「あー」と歌います。
歌詞入力はキーエディターの「テキスト」項目
メロディー打ち込み後の歌詞入力はキーエディターの情報ラインにある「テキスト」項目を使います。
ひらがな、カタカナは素直に歌ってくれる
ひらがな、カタカナ(半角は未確認)は素直に歌ってくれます。漢字の入力はできるが歌ってくれません。「あー」になります。
英語が入力できるのはもちろんですが、ちょっと試した限りでは日本語よりも難しいく感じました。
歌詞の一括流し込み
1ノートごとに1文字づつ入れても良いですが、あらかじめテキストをメモ帳などに打ち込んでおき【①】、最初のノート【②】の「テキスト」にコピペ【③】すれば一括流し込みが可能です。
歌詞の一括削除
複数のノートを選択【①】して「テキスト」の内容【②】を削除すれば一括削除が可能です。
4. 和音では歌ってくれない
OmniVocalは和音入力はできません。モノフォニックボーカルシンセって感じでしょうか。
ハモリたい場合はOmniVocalのトラックを複数使う必要があります。
5. パネルでの歌唱コントロール内容
OmniVocalのパネルにある各種つまみの内容を個人的感覚で書いてみました。
一応設定パネルもあります。大事なのは一番上の「Guide Tone」くらいだと思いますが、デフォルトはオンのようなので、あえて触る必要はないと思います。
6. ボーカロイド+ボカキューとの互換性あり?
かなり古いものですが、ボーカロイドv3とボカキューNEOの組合せで作成したボーカルトラックがインストゥルメントをOmniVocalに変えるだけでちゃんと歌ってくれました。
現時点では詳しい情報はないし、たまたま使えただけかもしれませんが、ある程度の限定的な互換性はあるのかもしれません。






