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読み込み元ファイルを削除したときに Cubase から消えないようにする

〔新規掲載: 2025.7.10、最終更新: 2025.7.10

Cubaseにオーディオファイル(外部音声、外部音源、wavファイル)をドラック&ドロップ などで読みこんだ後にもとのファイルを削除するとCubase上からも消えてしまい、音を出せなくなることがあります。

この記事はその対策と関連情報をまとめたものです。


1. ファイルをコピーしてまとめる (Prepare Archive)
2. Cubaseから外部ファイルを参照するのを避けるには
3. 特殊なケース: Groove Agent SE のパッドに WAV ファイルを Drag & Drop した場合
4. サンプラートラックの場合
5. プロジェクトのバックアップ(Back up Project)

How to Prevent File Loss in Cubase When the Original Audio File Is Deleted

When you drag and drop audio files (such as external audio or WAV files) into Cubase, deleting the original file afterward can cause the file to go missing in your Cubase project, resulting in playback issues. This article outlines effective measures to prevent such file loss and ensure stable project operation.


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1. ファイルをコピーしてまとめる (Prepare Archive)

Cubaseから参照している外部ファイルをプロジェクトのプールにコピーする機能が提供されています。

「ファイルをコピーしてまとめる (Prepare Archive)」を使うことで、Cubaseがプロジェクトフォルダーの外にあるオーディオファイルを参照する状態を解消することができます。

Prepare Archive


2. Cubaseから外部ファイルを参照するのを避けるには

Cubaseがオーディオファイルを読み込む際にオプションダイアログを出します。

このダイアログで「プロジェクトフォルダーにファイルをコピー」を指定することで外部にあるファイルを参照するのを避けられます。

import option

「プロジェクトフォルダーにファイルをコピー」を指定しないと外部にあるファイルを直接参照することになります。

audio pool

オプションダイアログが出ないときは環境設定の設定を確認します。

option setup


3. 特殊なケース: Groove Agent SE のパッドに WAV ファイルを Drag & Drop した場合

Groove Agent SE のパッドに WAV ファイルを Drag and Drop した場合にも外部にあるファイルを参照する状態になります。

この場合は「ファイルをコピーしてまとめる (Prepare Archive)」の処理の対象にならないことに注意が必要です。

下記記事に詳しくまとめてあります
『2. パッドにサンプルを割りつける - プロジェクト外のサンプルの場合』
Groove Agent SE


4. サンプラートラックの場合

サンプラートラックの場合はオーディオファイルをサンプラーコントロールにドラッグ & ドロップした時点でプロジェクト内のpool(Audio フォルダー)にコピーされます。

sampler track


5. プロジェクトのバックアップ(Back up Project)

プロジェクトのバックアップ (Back up Project)にも 「ファイルをコピーしてまとめる (Prepare Archive)」の機能があります。

下記記事に詳しくまとめてあります
『プロジェクトファイル - バックアップ』
project backup


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