1.環境設定
環境設定の添付図の丸のところにチェックを入れます。 理由は後述します。 通常はCubaseの初期値がチェック付きの状態です。
2.オーディオコネクションの出力バス設定
これはちょっと違和感があるかもしれませんが、出力バスは「未接続」にします。 オーディオ・インタフェースの出力ポートはControl Roomタブに定義することになります。
3.オーディオコネクションのControl Roomバス設定
下記の流れでControl Roomeのモニター音声の出力先デバイスを指定します。
- @ オーディオコネクションの Control Room タブを選びます
- A Control Room をオンにします
- B スピーカーマークのモニターバスがない場合はCにてモニターバスを追加しますDE
- これまで「出力」で指定したオーディオデバイスとデバイスポートをモニターバスに設定しますF
- [e]ボタンGを押してControl Roomの縦長パネルを開きます
ちなみに1.環境設定で入れたチェックがなければ出力バスとControl Roomに同じアナログ出力ポートを指定することができるのですが、そうすると音が二重にモニターに流れることになり、モニター音量が上がってしまいます。 これを避ける為(排他的に設定するため)に環境設定でチェックを入れることをCubaseは推奨しています。
4.Control Roomパネルの設定
下の画像はControl Roomパネルの「メーター」タブを選び、そのすぐ下の[CR]ボタンをオンにした状態です。
下の方にメトロノーム・ボタンがあります。これをオンにすればクリックがなります。ただし、あらかじめトランスポート・パネルにてメトロノームがオンになっている必要があります。
5.Control Roomパネルのラウドネス表示
Control Roomパネルの最下部の「ラウドネス」タブを選び、上部の[CR]ボタンをオフにするとラウドネス値が表示できます。
Control Roomミキサーパネルの主な表示項目は次節を参照してください。
6.マスターメーターとラウドネスメーターの見方
マスターメーターとラウドネスメーターの見方を簡単に示します。
マスターメーター
マスターメーターはピークとRMSを刻々と表示します。
- @はスケールの基準。Aはメーターのリセット
- Bはレベルメーター、CはRMS
- Dは左音声、Eは右音声
- FはAでリセットされた以降の最大値
ラウドネスメーター
YouTubeなどのSNSにアップロードする人にとっては無視できない「ラウドネス規制」で基準となるのは「Integrated」と表示されている値です。 インストール後の初期状態では-23LUFSが基準となっていて、これを超えると赤で表示されます。この基準値は「メーター設定」パネルで変更できます。
- 【メモ】
- このメーターに表示されるのは動的な値です。曲のラウドネスを調べる場合は下記記事を参考にした方が良いでしょう。
- Cubaseで作った音源(2mix)のラウドネス値の調べ方