1. HALion Sonic 7 "Super Saw"
HALion Sonic 7にはまんま、"Super Saw"というプリセットがあります。
どうでしょうか、イメージに合うでしょうか?
ちょっと寂しいので、ピンポンディレイとEQを挿してみます。これ以降はこのようにエフェクトを掛けた状態で音を聴いてみることにします。
2. Padshop "Saw Octave Comp"
Padshopにある似たような音色としては "Saw Octave Comp" というのがあります。
音色は少し柔らかめでしょうか。これはエフェクトを後付けしなくても良さそうです。
3. Retrologue "Supersaw Swell"
Retrologueにも"Supersaw"を含む名前のプリセットがあります。
これは一般的な"Supersaw"のイメージとは少々趣が異なりそうですが、アタックとリリースを絞ればいいかもしれません。 先のエフェクトは掛けたほうが良さそうです。
4. Retrologue "Up Saw Pitcher"
Retrologueにある似たような音色としては "Up Saw Pitcher" というのがあります。
これも先のエフェクトを掛けたほうが良さそうです。
5. SuperSaw の簡単な作り方
SuperSawは基本的にはノコギリ波を複数重ねてデチューンして厚みを出した音色の事をいうようです。
Cubaseに付属するRetrologueで簡単に作ってみます。
(1) Retrologueを使うインストゥルメントトラックを作る
Retrologueは立ち上げたときに読みこまれる "init Retrologue 2" はノコギリ波を単純にならしたものです。
ちょっと音量が大きいので -6dB くらいまで絞っておきます。
(2) ノコギリ波の設定
「複数重ねてデチューン」するために、OSC1のTYPEを"Multi"に変更、とりあえず4つ重ねることにし、DETツマミを適当に上げてデチューンします。
音色の出だしと余韻を調整したければ、AMPLIFIREのAとRを上げ下げします。 エフェクトはRetrologueの設定ではなく先の設定でトラックに掛けることにします。
(3) オクターブ上のノコギリ波を加えてみます
(2)まででいいかもしれませんが、ここではオクターブ上のノコギリ波を加えてみます。
OSC2をオンにし、オクターブをひとつい上げ、OSC1との音量バランスを調整します。少し絞ったほうがよいかもしれません。