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DOPと解析、ワープ処理などの前後関係 - Cubase

Audio process flow

解析ではレベルオーバーしてないのに0dBを越えてクリップしてしまう場合があります。
具体的にはこういうケースです。

  • 事前にインストなどのオーディオにノーマライズを施した
  • ミュージカルモードに設定したり、ワープ編集などを施した
  • その後、オーディオ・解析でピーク越えがない事は確認した
  • でも Stereo Out に至る後続チャンネルでは何もしてないのに0dBを越えた

この記事はこのケースの原因を調査した結果をまとめたものです。

ポイント1. ミュージカルモードをオンにしただけで音量が上がる場合がある
ポイント2. オーディオ・解析はサンプルエディターの前にある

〔2023.02.21 新規掲載、2023.03.22 最終更新

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ポイント1. ミュージカルモードをオンにしただけで音量が上がる場合がある

サンプルエディターにてオーディオイベントをミュージカルモードに設定するだけで音量が上がってしまう場合があるようです。
もちろんワープ系処理などの何らかの編集を行ってもゲインが上がる場合があります。



ポイント2. オーディオ・解析はサンプルエディターの前にある

ダイレクトオフラインプロセシング(DOP)やオーディオ・解析(Statistics)はサンプルエディターの前に位置するようです。このため解析の結果にはサンプルエディターの編集結果は反映されていないことになります。
オーディオイベントからチャンネル設定に至る流れを示します。これは実験で得た結果です。

オーディオ処理の流れ