ここで言う「余白」とはオーバービューラインやイベントディスプレイの曲の後端以降の未使用部分のことを指します。
画面で見た場合に右側の無駄な余白は横方向の拡大( [Shift]+[F] がおススメ)で調整できるので、特にプロジェクトの長さを気にする必要はないと思いますが、オーバービューラインの表示については確かに無駄に見えてしまいます。
そこでこの記事では、この余白を排除する設定を紹介します。これは「削除」ではなく表示されなくなる設定となります。「削除」することはできません。
〔2023.02.16 新規掲載、2023.02.16 最終更新〕
"プロジェクトの長さ"はプロジェクト設定パネルで指定します。画像は例として3分17秒に設定した例です。
"プロジェクトの長さ"を短く設定すると、オーバービューラインやイベントディスプレイの曲の後端以降の未使用部分が無くなり、表示が画面いっぱいに広がります。
横方向に縮小しようとしても、これ以上は縮小できなくなります。
画像は曲の長さがわかりやすいように、ルーラの単位を「秒」に設定しています。
エディッターでの表示範囲縮まり、再生すると"プロジェクトの長さ"に達したところでカウンター類が停止します。
ただしこのとき、トランスポートの再生ボタンはONのままになります。
後述の「4. 作成済みの曲より短く設定するとどうなるか」に示すように、実際には見えないところで再生は続いているのかもしれませんが、イベントが無い場合はそれを確認出来ないようです。
録音の場合は"プロジェクトの長さ"に達すると指定値は自動的に延長されます。
意図的に"プロジェクトの長さ"を短く設定した場合、"プロジェクトの長さ"の位置よりも後ろにイベントがある場合には、再生が"プロジェクトの長さ"に達したところで画面のスクロールやカウンターが停止しますが、再生だけが続きます。
"プロジェクトの長さ"の位置よりも後ろにあるイベントは表示や編集ができなくなりますが、"プロジェクトの長さ"を長く変更すれば再び表示や編集が可能になります。