パンポット - Cubase
Panner, Pan pot; panoramic potentiometer
この記事では Cubaseのパンポットに関するトピックを示します。
- 1.ステレオコンバインパンナー
- 2."Standard Panner - 左右パン 2" は何?
- (Standard Panner - Pan Left-Right2)
〔2023.01.02 新規掲載、2023.01.13 最終更新〕
1.ステレオコンバインパンナー
Stereo Combined Panner
通常のパンポットは左右に配分する音量を変えて音の左右位置を動かします。
ステレオトラックの場合は左右それぞれの音量を変えるだけなので、中央に定位している音は左右に動きますが、たとえばパンを右にいっぱいに振ると左端で鳴っている音は右に移動せずに消えてしまいます。
この問題に対処するためにCubaseは「ステレオコンバインパンナー」というモードを持っています【①、②】。
通常のパンポットは「標準パンナー」や「ステレオバランスパンナー」と呼ばれます【③】。
ステレオコンバインパンナーを使うとステレオトラックの左右の音像を自由に定位させることができます。
2 "Standard Panner - 左右パン 2" は何?
Standard Panner - Pan Left-Right2
オートメーションでパンポットを動かす場合、パンのモードをステレオコンバインパンナーに設定したときには、ステレオトラックのL側を「Standard Panner - 左右パン (Standard Panner - Pan Left-Right2)」【①】、R側を「「Standard Panner - 左右パン 2 (Standard Panner - Pan Left-Right2)」【②】で動かします。
通常のパン（ステレオバランスパンナー）の場合は「Standard Panner - 左右パン (Standard Panner - Pan Left-Right) 」で左右位置を動かします。