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Cubase 12


Cubase 12が発売されたようですね。4月頃かなと思っていたところ、突然のリリースのように感じられました。
「〜ようですね」と書いたのは、スタインバーグのサイトでのアナウンスが今一つはっきりしなかったためです。 2022-3-5時点でのサポート関連ニュースにも書かれていません。


〔2022.03.05 新規掲載、2022.03.05 最終更新〕



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Cubase 12の一番のウリはUSBドングル(USB e-Licenser)を使わないユーザー認証(ライセンス管理)でしょうか。 その他にも多くの新機能が追加されました。

ただ個人的な意見としては、Cubase 12の新機能にはそれほど目新しいもの無いと感じる人も多いのではないかとと思います。
たとえば、常に決まった作業場所でデスクトップPCで作業する人にとっては「ドングル不要の新しいライセンス管理」はそれほどメリットは無いと思います。

で、Cubaseの数ある機能のほんの一部しか活用していない、「ドングル不要の新しいライセンス管理」は特に必要ない当の筆者からみたCubase12のトピックをいくつか勝手に書いてみます。


△:プロジェクトメニューに「プール」が無い

これはちょっと戸惑った点です。廃止されたわけではなく、もともとメディアメニューに「プールを開く」があったので、一本化されたという事でしょう。


〇:新しいリミッター:Raiserの追加

聴き具合が視覚的にわかりやす素くなったのは良いですね。でもパラメータが増えたので使い方はちょっと面倒な印象を受けます。

Raiser


〇:オーディオトラックからのコード生成

オーディオイベントをコードトラックにドラッグするだけでコードイベントが作られます。
耳コピの支援機能としては役立ちそうですね。ただもちろんこの手の機能はその精度がオーディオファイルによって大きく変わるのはいたしかたないところだと思います。


×:廃止になったVSTiがある

最後にひとつ大事な点を。筆者には特に問題ないのですが、Cubase 12では廃止になったVSTiがあります。
旧版からバージョンアップする人は、使えるあいだは旧版をアンインストールしない方が良いかもしれませんね。

  • LoopMash(これはちょっと残念でしょうか)
  • Mystic
  • Prologue(レトロローグではありません。ご安心を)
  • Spector
VSTi

余談ですが、こういうこともあるのでインストゥルメントトラックはオーディオトラック化しておいた方が良いと思うわけです。




ちょっと寂しい内容ですが、正直なところ、筆者としてのCubase12のトピックはこのくらいです。 これから使い込んでいけばたくさんの恩恵にあやかれるのかもしれません。

すでにCubase 12のオペレーションマニュアル(2022-3-5時点では英語版のみですが)は誰でも入手できるようになっています。冒頭に新機能の概説(New Features)があるので購入/バージョンアップ予定の方は参照されると良いと思います。

https://steinberg.help/cubase-manuals/cubase-pro/cubase-pro-12/

新機能はたくさんあります。イマーシブオーディオに興味のある人にはDolby Atmosに関する機能は興味深いだろうし、Vari Audioのスケールアシスタントがうれしい人もいるでしょう。
先に触れたようにCubase 12のアドバンテージは使い手によって大きく変わると思います。是非ご自身の基準でCubase 12を評価してみてください。


【関連情報】

初心者向けCubase12ガイド
『初めてのCubase12で歌ってみたをミックスする』

1.プロジェクトを作る
2.カラオケ音源を読み込む
3.ボーカルを録る
4.ミックスする
5.2MIXを書きだす(仮題)
6.音圧上げてマスタリングっぽいことをする(仮題)
7.完成品を書きだす(仮題)