各楽器の録音を終えた後、2ミックスに落とす際には大小さまざまなスピーカーやラジカセ(死語ですかね。要はポータブル再生機のことです)でどのように聞こえるかをモニターしながら作業を進めたくなります。
その時にいちいちスピーカーの配線を繋ぎかえるのは非効率です。それ以前に私の場合などは繋ぎかえてるうちにどのような音で鳴っていたのかを忘れてしまいます。 できれば手元に置いたスイッチなどでスムーズに切り替えたいものです。
そこで切換え装置を探したところ、下記のようなシンプルな機器を見つけました。
- ライン・セレクター:LUXMAN AS-4III LINE SELECTOR
- スピーカー・セレクター:LUXMAN AS-5III SPEAKER SELECTOR
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- ラックスマン ラインセレクター (1台 シルバーグレー W:160xD:95xH:65mm 530g) AS-4III
- ラックスマン スピーカーセレクター (1台 シルバーグレー W:240xD:95xH:65mm 750g) AS-5III
筆者のところではこれらの機器を使い始めてすでに数年経過していますが、まったく問題なく便利に機能しています。切換え時にボリュームを絞る必要もなく、大音量で鳴らしたまま切り換えることができます。 そこでこれらの機器の使い方の例を紹介することにしました。
複数のパワード・モニターの切換え
パワー・アンプ付モニター・スピーカーを増やす場合はミキサーのアウトプットすなわちライン・レベルの信号を分配して切り替えることになります。 いわゆる「ライン・セレクター」と呼ばれる種類の切換え器を使うことになるわけです。
アンプを内蔵しないスピーカーの追加
繋ぎたいスピーカーはパワー・アンプを内蔵しないタイプの場合もあります。 この場合はまずパワード・モニターと同列にパワー・アンプを接続します。その後段にスピーカー・セレクターを繋ぎ、スピーカーとの間にスピーカー・セレクターをかませることになります。